承継方法3【親族外承継(第三者)】
承継方法3【親族外承継(第三者)】
親族や従業員など、身近なところに後継者候補がいない場合などに検討されるもので、マッチングにより外部人材や事業譲渡先企業を選定(M&A)するもの
1.M&Aの検討
・M&Aを進めるにあたっては、社内・社外に対する秘密保持が最重要である
一方、買い手企業に対しては自社に都合の悪いことでも、「隠し事をしない」ことが大切である
・M&Aは、交渉次第で譲渡価格が大きく異なる。専門の仲介業者に相談してみることも有効である
仲介者・アドバイザーの選定
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契約締結
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事業評価
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交渉
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譲渡先企業の選定
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基本合意書の締結
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最終契約締結
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クロージング
2.「会社の魅力」の磨き上げ
・「売れる会社」になるためには、「会社の魅力」の磨き上げが重要
・現時点で会社を売却した場合の価格の目安を試算し、企業価値を向上するための指標とすることが有効
*「会社の魅力」の磨き上げのポイント
・会社の「知的財産」(強み)の認識、見える化とその活用
・業績の改善、無駄な経費支出の削減
・貸借対照表のスリム化、オーナーと企業の線引きの明確化
3.各種支援策の活用
・全国47都道府県に設置されている事業引継ぎ支援センターでは、事業の引継ぎ先企業との引き合わせ(マッチング)、契約締結に向けた支援を行っている
・株式会社日本政策金融公庫では、後継者不在等の企業をM&A等により取得するための資金について融資を行う制度がある